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学生団体ivote

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意外に大人の人が手伝ってくれる。「若い人頑張れよ」みたいな感じ。
Naho Endo

– ここからはお二人へ個人的な質問をさせていただきます。今の活動に関心を持ったきっかけはなんですか?

【遠藤】私は2008年の衆議院選挙のとき、政権交代ブーム真っ盛りの時に二十歳になったんです。家庭の教えもあって投票に行くのは楽しみでした。ただ、政治に関しての知識が全くなかったんです。なので、自分がなぜこの党に一票入れるのか、っていう理由がほしくて、各党のマニフェストの読み比べをしたんです。その時に、「あ、これは面白いな」と思って。各党で言っていることが微妙にずれているし、全てのマニフェストがそれ通りにいってほしいっていうのもないんですよね。つまり完璧なマニフェストっていうものってないんです。そこから「なんか政治っておもしろいな」って関心を持つようになりました。
それからは新聞も政治面とかを読むようになったり、個人的に講演会とか行き始めたりしたんです。その流れで参加した講演会にたまたま原田がいて、彼にスカウトされたのがivoteに入ったきっかけです。凄く早く着いちゃったんで一番前に座って、質疑応答の時に若い人の投票率について質問したので声をかけてくれたんですね。

– 原田さんはなにがきっかけだったのでしょう?

【原田】自分の場合は、文理選択の時期に自分の将来を考えたときですね。うちの親父は小さい開業医で地域ではありがたがられている存在だと思うんです。それをみていて、そういうのもいいな、と思ったんですけど、なんか自分のしたい仕事はそういうのじゃないなって。広い意味で世の中に、多くの人に関われる仕事がしたいなって思ったんです。その結果、高校生の頭だと「政治家になろう」って。よくわからないでしょ?(笑)今でもよくわからないんですけどね。

それで、大学で東京に上京してくる時に、議員インターンっていう制度があるって聞いて、地元の進出の民主党の議員さんにお願いして、インターンに入れていただいたんです。その頃はめっちゃ新聞読んでたわけではなかったし、政治のことなんて総理大臣しか知らなかったんですけど。それからしばらく政治の議論や選挙の手伝いに係わる中で、自分なりに思うことも増えました。「何党とかじゃなくて、どの政治家とかでもなくて、政治全体をみないといけないのかな」、とか。「若い人と政治の距離ってすごくあるんだな」、とか。同級生は全然政治に興味ないし、マスコミの政治報道は全く若い人なんか意識していないし・・・そういうのが凄く悔しくなって。
そんな悔しさを持った時に、アメリカで大統領選挙があったんですよ。2008年の頭くらいですね。若い人がめっちゃ盛り上がっている様子に、「よしっ!なんかしよう!」ってivoteを立ち上げたんです。

– 立ち上げのメンバーはどんな方々だったんですか?

【原田】自分がインターンをしていたのでインターンつながりのメンバーが多かったです。インターン生が4人とそうじゃない人2人かな。

– ivoteを立ち上げたときは周りの反応はいかがでしたか?

【原田】立ち上げた時は反応はあんまりありませんでした。結局それまでやっていたインターンの延長みたいに思われていたんだと思います。インターンをやっていた事務所の人とかに「頑張れよ」と言われたぐらいですね。親にも言ってない・・・と思うんですよ。だからこっそり始まりました。(笑)

– 活動をしていく中でご自身が変わった点を教えてください。

【遠藤】ひとつは政治の裏側を学びました。例えば国会議員さん個人の信念は、党の信念とズレが生じると自分のやりたいことができなくなっちゃうんだな、とか。日本で無所属だとできることってそれこそ無いんですよ。どれかの党に入って、バックアップがあってこそ国会議員としてなにかできることがあるんですよね。そうした裏側を知りました。

あと、本当に若い人に政治に興味を持ってほしいという思いが強くなりましたね。私は、学生団体をしている上で限りがあることを凄く自覚していているんです。出会う人もやっぱり少ないですし、20代って一口で言うと小さいパイみたいですけど、もっといっぱいいるじゃないですか。その人たち全員に意識が浸透するってホント難しいなって、すごい感じます。その分もっともっとこういう活動をする団体が増えてくるといいなって。若い人も議員さんを選ぶことと無関係じゃないので。

– 意識が浸透しているという手ごたえは感じますか?

【遠藤】まだゴールまでは遠いですね。でもtwitterとかustreamとかをうまく使えたら、もっといろんな人に広まるかなって可能性は感じています。

– 原田さんが変わった点を教えてください。

【原田】ひとつは、誰かと会うときとか、どっかで話させてもらうときとかに緊張することがなくなりました。(笑)基本的に自分たちは学生団体であって、何かしらの社会的責任がないとはいえないけれど、「これをやらなきゃいけない」ということはないし、「こういう利益を上げなきゃいけない」ということがあるわけではないので、自分らがやりたいことやって、言いたいことを言って、誰かと会って、どっかで話をして、それでその相手と意見が違ったらそれまでなんだな、と。どこかでイベントをして受け入れられなかったら、それはしょうがない。
もちろん、「うちらの独りよがりなのか」とか、「受け入れられるにはどうしたらいいのか」とは考えますけど、だからといって相手に合わせる必要ってないんだなって最近凄く思って。それからはめっちゃ気楽なんです。

あとは、意外に大人の人が手伝ってくれることに気づいたことですね。本当に予想以上でした。ivote立ち上げた時は何をしていいかわからなくて、政治系の団体にいろいろお邪魔していたんですけど、そこから色んな人にどんどんつないでくれるんですよ。向こうが見返りを求めているわけでもないのに、少々無理な頼みも全然やってくれて。単に「若い人頑張れよ」みたいな、そういう感じがすごくあってびっくりしました。当初は、「面倒くさがられるんだろうな」って思っていたので、嬉しかったですね。

– 原田さんはこれからの進路はどうするのですか?ivoteの活動は続けるのでしょうか?

【原田】院に行こうと思っています。でもivoteの活動を続けるかどうかは未定なんです。ivoteが学生団体としてやっていくには代表をどこかで継がなきゃな、とは思ってはいるのですが、変に代表が変わって、変な変わり方をしてしまうのは避けたくて。それを考えると、「20代まではやる」っていう団体にしてもいいかなぁとか・・・今凄く悩んでいるところです。でも、良い機会として4月に統一地方選挙っていう大きい選挙があるので、その辺までには考えなきゃな、と思っています。

– 遠藤さんも大学院へ進学ですか?

【遠藤】まだ何も考えてないです。(笑)でもivoteというかたちじゃなくても政治について関心は持ち続けると思います。

– 最後に若者へのメッセージをお願いします。

【原田】もっと日本を好きになってほしいです。なんだか最近「日本はだめだ」とか「日本は将来怪しい」とか「日本人はだめだ」みたいな話をめっちゃ聞くんですけど、だめなんじゃなくて単に日本人が海外の人と性格が違ったり、気質が違ったりっていうだけの話だと思うんです。日本が海外に比べてだめな部分もあるかもしれないけど、そんなことで日本を嫌いになっちゃうのってすごくもったいないじゃない。
自分はバックパッカーで海外に結構いっているんですけど、某アジア最貧国でたまたま知り合った大学生としゃべっていると、彼が俺に向かって「何十年後かには日本を抜くから」って言うんですよ。堂々として。なんかうらやましいじゃないですか。
日本が下降気味になっているのはなんとなくわかるけど、じゃあどうするだ、みたいな。そんな思いを最近感じています。そして投票に行ってほしいですね。

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Written by wakamonoiz

2011年5月21日 at 6:11 PM

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